「話題のAIを使えば、何もしなくてもブログでお金が稼げるらしいよ!」
そんな噂を聞いて、「よし、自分もやってみよう!」と思ったことはありませんか? (私もその中の1人です)
でも、実際にやってみると「あれ? なんか面白くない文章だな…」「全然読んでもらえないな…」と悩んでしまう人がとっても多いんです。
実は、AIは「魔法の杖」ではありません。 でも、使い方さえ間違えなければ、あなたの頼れる「最高の相棒」になってくれます。
この記事では、みんながやりがちな「5つのカン違い」を紹介して、どうすればAIを使って良いブログが書けるのか、そのコツを分かりやすくお話ししますね。
- 作業時間の目安: 1つの記事で1〜2時間くらい(慣れればもっと速くなります)
- 難易度: ★☆☆☆☆(知っていればすぐに防げる失敗ばかりですよ)
結論:AIは「魔法の杖」じゃなくて「優秀な助手」
最初に、一番大事なことをお伝えしますね。 AIを使ってブログで成功するためのルールは、これだけです。
- 「AIにおまかせ」で何もしないのはダメ
- 「人間がチェックして、手直し」して初めて良い記事になる
- この記事のゴール: AIの得意なこと・苦手なことを知って、自分で手直しできるようになること
AIは、「何も指示がない状態」で勝手に面白いことを考えるのは苦手です。
でも、「あなたはプロのライターです。〇〇についての企画を10個出して」と役割を与えてあげると、人間では思いつかないようなアイデアを山のように出してくれます。
つまり、AIは「あなたの指示を何倍にも膨らませてくれる装置」なんです。 AIは「先生」ではなく、「お手伝いさん」だと思って接するのがコツですよ。

ブログ初心者がやりがちな「5つのカン違い」
ここからは、多くの人がハマってしまう「落とし穴」を5つ紹介します。
【カン違い1】「いい感じに書いて」と丸投げすればOK
これが一番の失敗原因です。
AIは「指示待ち人間」のような一面があります。「何か書いて」と曖昧に頼むと、当たり障りのないつまらない文章しか返ってきません。
でも逆に、「読者は40代の男性で、こんな悩みを解決したい。励ますような口調で書いて」と詳しく指示を出せば出すほど、驚くほど良い文章を書いてくれます。
「AIがダメ」なのではなく、「指示(プロンプト)が足りない」ことがほとんどなのです。
【カン違い2】自分がよく知らないことでも書ける
「AIが知っているから大丈夫でしょ」と思って、全く知識のないこと(例えば、詳しくない病気のことや、株の話など)を書くのは危険です。
あとで詳しく話しますが、AIは時々、平気な顔をして嘘をつくことがあります。 「これ、合ってるかな?」と自分で確認できないことについては、書かないほうが安全です。
【カン違い3】AIの情報はいつも「最新で正しい」
ChatGPTなどのAIは、「2023年までのことしか知らない」といったように、知識に期限があることが多いです。
だから、「今日の天気は?」「最新のスマホの値段は?」と聞いても、古い情報を答えたり、適当なことを言ったりすることがあります。
【カン違い4】AIを使えば「10分」で良い記事ができる
たしかに、AIはあっという間に文章を作ってくれます。
でも、それをそのままブログに出すことはできません。 「嘘がないかな?」「読みやすいかな?」とチェックして直す時間が必要です。
だいたい1時間くらいはかかると見ておきましょう。それでも、全部自分で書くよりはずっと速いですよ!
【カン違い5】自分の体験談なんていらない
AIの文章に足りないもの、それは「体験談」です。
「僕はこう思ったよ」「失敗して悲しかったよ」という気持ちは、人間であるあなたにしか書けません。 今のブログでは、この「あなたらしさ」が一番大事なんです。
AIには書けない、あなただけの経験をプラスしてあげてください。
失敗しないための「正しいAIの使い方」3ステップ
カン違いがわかったところで、実際にどうやって記事を書けばいいのか、3つのステップで説明します。
STEP1:まずは「目次」を人間が考える
いきなり「本文を書いて!」と頼むのはやめましょう。 まずは「誰に向けて」「何を」書くか、記事の「目次(骨組み)」を決めます。もちろん、アイデア出しはAIに手伝ってもらってOKです。
AIへの頼み方の例: 「これから『運動不足のお父さんが走るのを始める方法』という記事を書きます。わかりやすい目次を5つ考えてくれませんか?」
STEP2:AIに「下書き」を書いてもらう
目次が決まったら、ひとつひとつの項目について、本文を書いてもらいます。
AIへの頼み方の例: 「次の見出しについて、小学生にもわかるような優しい言葉で、600文字くらいで説明文を書いてください。 見出し:『まずはウォーキングから始めよう』」
STEP3:嘘がないか確認して、自分の言葉に直す
ここが一番の腕の見せ所です!
- 事実確認: 数字などが合っているか、ネットで調べます。
- 体験談を足す: 「私の場合は、ここでつまづいたんですよね」みたいなエピソードを加えます。
- 言葉づかいを直す: 「〜である」といった硬い言葉を、「〜ですよね」のような、あなたらしい話し言葉に変えます。

実際に使ってみた感想・気をつけること
私も最初は「これで楽して稼げる!」と飛びつきましたが、現実はちょっと違いました。
- 使ってみてわかったこと: AIは「まじめな新人アルバイトくん」みたいです。指示が適当だと変な仕事をしますが、丁寧に指示を出せば、すごいスピードで助けてくれます。
- 気をつけること: 一番びっくりしたのは「もっともらしい嘘」をつくことです。 以前、ある観光地について書かせたら、実在しないレストランを「ここがおすすめ!」と紹介されたことがありました。 「必ず自分で裏を取る(調べる)」 クセをつけてくださいね。
よくある質問(Q&A)
Q. 結局、1記事書くのに時間はどれくらいかかるの?
A. 慣れれば1〜2時間です。 全部自分で書くと4〜5時間かかるような内容でも、AIに骨組みを作ってもらえば半分くらいの時間で済みます。浮いた時間で、写真を選んだり、内容をもっと面白くしたりできますよ。
Q. 無料版のChatGPTでも大丈夫?
A. はい、十分使えます! 無料版でも、文章を作る力はとっても高いです。まずは無料版で試してみて、慣れてきてもっとすごく便利に使いたくなったら、有料版を考えてみればOKです。
Q. 失敗しやすいポイントはどこ?
A. 「チェックをサボること」です。 AIが書いたものをそのまま公開してしまって、間違った情報を広めてしまったり、読みにくい文章で読者が離れてしまったりすることが多いです。「最後の責任者は自分」という気持ちを忘れないでくださいね。
まとめ:カン違いをなくして、賢くAIブログを始めよう
AIは決して「自動でお金を生むマシン」ではありませんが、うまく使えば「最強の時短ツール」になります。
【今回のポイント】
- AIの文章をそのままコピペするのは絶対NG
- 情報の嘘がないか、必ず人間がチェックする
- あなたの体験談を足して、もっと面白くする
まずは「AIに目次を考えてもらう」ところから始めてみませんか? 最初の一歩さえ踏み出せば、ブログを書くのは驚くほどラクになりますよ。


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